＜仁＞に逢いたいよ！ 自分にとっての宗方コーチを探すテニスの旅

あの震災の日私は仕事を
していました。
その後
約1カ月テニスが出来ませんでした。

それは施設の都合とかでなく
私が精神的に参ってしまい
ラケットが握れなかったのです。

テニスを楽しむことが
後ろめたく罪悪感で一杯になって
しまいました。

私の周りの人はこんな私の気持ちが
理解できなかったと思います。

レッスンは全て家の都合でキャンセルする
と嘘をつきました。

たしかに
実家に帰ったり
仕事にいったり
テニス以外でも私は多忙でありましたが
テニスがやりたいとは思わず
やってはいけないと
さえ思えました。

テレビであんなに惨い津波の
映像や計画停電で
不便をしている人や
避難所では1日1食しか
食べられないって報道されてるのに
能天気にテニスなんて
できないって思ったからです。

私が出来るかぎりの支援をやりきり
生活を戻して
経済をまわさなくちゃ
いけないって気がついて
やっとテニスにも
戻れました。

今でも
罪悪感はよぎります。
私がテニスをしたり
ラケット買ったりウェア買ったり
高い高いプライベートレッスンしたり
するお金を
もっと有効に使うべき
なんじゃないのかって。

テニスをできる事は
本当に贅沢な事です。

あれから1年たちますが
日々感謝です。

被災された方々と
東北地方の一日も早い復興を
心よりお祈りいたします。

何年たっても何十年たっても
あの日の事は忘れません。

そして信じています。
明けない夜明けが無い事を。